課外授業

美を楽しもうと思っていたら、美術館に入る前から50分待ちの行列です。

自分のペースで鑑賞なんて無理でした。

とはいえ、展示の見所は、チェックしてきました!

展示方法は、第1章「美術館の歴史」 第2章「風景画」 第3章「歴史画」 第4章「肖像画」 第5章「静物画」 第6章「風俗画」と6つの章で構成されていました。

 

第3章展示:ペーテル・パウル・ルーベンス 作品「聖母被昇天・下絵」

ルーベンスの絵画は、動きの多い劇的な構図、人物の激しい身振り、華麗な色彩、女神像の豊満な裸体表現に圧倒されてしまいました。

ルーベンスと言えば、私が幼少の頃に見た「フランダースの犬」を思い出します。

主人公のネロが見たがっていた絵画、アントウェルペン大聖堂にある「キリストの昇架」と「キリストの降架」の作者としても有名ですよね。

 

レンブラント・ハルメンス・ファン・レイン 作品「シメオンの賛歌」

救世主を見ることなく死ぬことはないと知らされたシメオンが、
幼子イエスこそ待ちこがれた救世主であると悟り、賛歌を歌うという聖書の一場面を描いた作品です。

背景は黒に近く、薄暗い室内描いているのですが、一点に光があたり、明るさを強調しているため、暗いイメージを抱かせない作品だと感じました。

 

第4章展示:ヨハネ・フェルメール 作品「真珠の耳飾りの少女」

絵付けをしている者としては、青の色をどうやって出していたのか、気になるところです。

少女が巻いているターバンの鮮やかな青は、西アジア原産のラピスラズリという宝石から作った非常に高価な絵の具を用いたものだそうです。

 

第5章展示:ヤン・ブリューゲル 作品「万暦染付に生けた花」

ビロードを思わせる色調は、うっとりと目を奪われてしまいました。

 

第6章展示:ヤン・ステーン 作品「親に倣って子も歌う」

民衆の生活をユーモラスに描いた作品。

布の織目など、細かい部分まで描きこもあれていて、紙の上に描いたとは思えないほどの質感を肌で感じました。

 

他にも、たくさんの作品が展示されておりました。

 

当倶楽部では、作品作りの参考になる展示があったりしたときは、課外授業として、みんなで美術館巡りをしたりしています。